2022/10/11 (更新日:2022/10/11)
ばね指について
ばね指とは、指に発症する腱鞘炎の一種を指します。
ばね指を発症すると、指の付け根の痛みや腫れなどの炎症症状が出現することになります。
指の腱鞘が何らかの原因でむくんで厚くなったり硬くなったりすると、腱鞘とその中を通っている屈筋腱がこすれ合い、炎症のために腫れてきます。
このため、腫れた部分が引っかかって、指を伸ばそうと強い力を加えると「カクン」と跳ねるようになります。このように発症するのがばね指です。
ばね指の初期症状は朝方に悪化することが多く、日中は指を使用することで症状が改善するようになります。
病状が進行すると、“ばね現象”と呼ばれる指がはねるような動作を伴うようになります。
ばね指は、女性ホルモンが関与していることもよく知られており、妊娠後期や更年期の女性に多いのも特徴です。
若い人、男性では日常生活上指をよく使うことが原因になることが多く、特にキーボード、スマートフォンの入力作業が関連して発症します。
一般的なばね指の治療としては、使用頻度を減らすことが重要とされています。
夜間局所に消炎鎮痛塗布剤やパップ剤を使用し、風呂などで温めて伸展ストレッチ運動をします。
効果がなければステロイド注射を行いますが、2~3回しても効果がなければステロイド剤がかえって腱を傷める原因となるので、腱鞘切開という手術的な治療介入を行います。
当院ではばね指の改善を指だけでなく、全身から診ていき目指します。
他の医療機関でなかなか良くならず当院に来院された方は多くおり、黒幕を見つけ治療したことで改善された事例と多くあります。
お困りの際はいつでもご相談ください。