2023/01/19 (更新日:2023/01/19)
内側側副靱帯損傷について 当院でできる施術とは?
内側側副靭帯(ないそくそくふくじんたい)は膝の主要な4つの靭帯の一つで、関節の内側で脛骨と大腿骨を繋げています。
他の靭帯と比べて大きな靭帯で、膝の外側からのストレス(外反ストレス)に抵抗することで、関節の内側部分が開きすぎるのを防ぐ役割をしています。
内側側副靱帯損傷とは、膝の外側に大きな打撃を受けた時、膝の内側は自然と開き、内側側副靭帯は伸びるか切れてしまうことを言います。
特にアメフト、ラグビー、アイスホッケーなどのように他の選手と勢いよくぶつかり合うようなスポーツ(コンタクトスポーツ)では、その力が膝に加わることで痛めることが多いです。
また、接触がない場合でも、膝が内側に入る(二―イン)といったことや、極度に捻ることでも損傷することがあります。
症状
損傷レベル
Ⅰ度(軽度)
軽度な痛み、腫れが少しまたはほとんど見えない状態。
Ⅱ度(中度)
膝を真っすぐに伸ばせない、歩行困難が見られる(踵全体を地面につけられず、足先での歩行)
Ⅲ度(重度)
腫れはあまり見られない(もし見られる場合は、前十字靭帯・膝蓋骨・半月板の損傷を疑う)状態。
※内側側副靭帯が単一で負傷することは珍しいです。
内側側副靭帯が半月板にも付着している為。
また捻りなどの動きで前十字靭帯も損傷している可能性がある為。
治療
・保存療法
膝の腫れや痛みの症状が強い場合は、ギプスシーネ固定を行います。
また、日常生活での膝の安静を基本とし、痛みなどの炎症を抑えるために湿布や内服薬にて経過をみます。
膝に水(関節液)や血液が溜まっている場合は吸引し、局所麻酔剤やステロイド注射にて症状を軽減させます。
・手術療法
当院では、損傷した組織の回復を促進させる微弱電流機器の貸し出し、早期回復治療、リハビリ、更に再発予防のトレーニング指導まで行います。
治すことはもちろん大事ですが、再発させないことも当院は大事にしております。
お困りの際はいつでもご相談ください。