2022/06/25 (更新日:2022/06/25)
足の親指の付け根が痛い 種子骨炎について
種子骨炎とは、中足骨頭が親指につながる部分(第1中足骨頭)の下にある2つの小さな骨(種子骨)の辺りに痛みが生じます。
歩行やランニングをしていると踏み込んだ際に母趾球部に痛みが発生します。
その部分を指で押したり、足の親指を強制的に手で反らすと痛みが出ます。
症状が進行すると足を地面につけただけでも痛みが出て、歩行も困難になってきます。
陸上競技やバスケットボールなど、よく走るスポーツに多いとされています。
また、踏み込み動作の多い空手や剣道等の競技にもよく見られます。
小学生~中学生に多く発症し、大人になると減少する傾向があります。
どんな人がなりやすいか
走行、踏み込む動作が多いスポーツをしている
これまで運動をあまりしてこなかったが急に運動量が増えた
アスファルトといった地面の硬いところでの運動・歩行等
母趾の動きがかたすぎる・やわらかすぎる人
一般的な治療法
痛みが強いうちは運動を一時休止し、足を安静にします。
足の裏にかかる負担を軽減するために柔らかい素材でできた耐久性のあるインソールを靴の中に入れて使用します。
当院では痛みが出ている箇所だけでなく、土踏まずの高さや踵、股関節、骨盤の位置など全体的に診ていき、原因の追求・早期回復治療をします。
病院で安静にして経過観察しかないと言われた方でも、克服し中止していたスポーツが再開できるぐらいまでに良くなった方は多くいます。
お困りの際はいつでもご相談ください。