2022/06/13 (更新日:2022/06/13)
ひじの痛み 野球肘について
野球肘とは、投球動作を繰り返すことで引き起こされる肘の障害を指します。
野球肘は、成長期にある子どもに起こることも多く、肘の障害としても代表的な病気のひとつといえます。
肘には多くの骨や軟骨、靭帯、腱などが存在していますが、投球動作を繰り返すことで、これら各種構造物に負担がかかります。
軟骨がこすれてしまうことで痛みが生じたり、ときに軟骨がはがれ落ちてしまったりすることもあります。
投球動作で軟骨が障害を受けるのは、成長期にある小児にみられることが多いです。
実際に野球肘が発症するかどうかは、成長期であるかどうかや、
・体の左右差や姿勢の異常
・筋肉や関節の固さや弱さ、ゆるみ
・投球フォーム(いわゆる肘が下がったフォームだと肘に過大な負担がかかるといわれています)
も深く関与することが知られています。
程度が軽い初期段階であれば、投球動作を一時的に控えて肘を休ませることで治癒することも期待できます。
ただし、数か月以上に渡って投球動作を控えることが求められる場合もあります。
当院では、肘の痛みの原因を細かい検査の元原因を追求し、肩・手指・背骨など骨を整える治療を中心に行います。
お子さんが肘の痛みで困っているのをなんとかしたい!と思っている親御さんがいましたらいつでもご相談ください。